神様の揚げる天ぷらが食べられる店「みかわ是山居」。店主の早乙女哲哉氏は今年で72歳になる大ベテランの料理人です。「天ぷらの神様」が揚げる天ぷらを一度は味わってみたいという人は後を絶たず、みかわ是山居は「予約の取れない店」と呼ばれています。
そこで今回は、みかわ是山居の人気の秘訣は何処にあるのか、早乙女氏が天ぷらの神様と呼ばれる所以は何なのか、本当に予約が取れないのか、予約方法にはどのようなものがあるのかについてご紹介します。気になるコースの種類や料金、実際にお店に足を運んだ人の感想も合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
みかわ是山居とは?
「天ぷらの神様」が今も厨房に立つ名店1976年に暖簾を掲げた「てんぷら みかわ」。季節の魚介や野菜を中心とした江戸前の天ぷら専門店です。現在に都内に3つの系列店を持ちますが、創業者の早乙女哲哉氏が今でも包丁を握るのが門前仲町にある「みかわ是山居」です。
天ぷらの味だけではなく、シックにまとまったお洒落な店内も人気。「天ぷらの神様」と呼ばれる早乙女氏の天ぷらを1度は食べたいと、多くの人から愛されており、予約は大変難しくなっています。
みかわ是山居の魅力
みかわ是山居の人気の秘密は何なのでしょうか。以下ではみかわ是山居の魅力を4つのポイントに分けてご紹介します。
経験と知識に裏打ちされた揚げの技術
みかわ是山居の美味しさの秘密は、素材ごとに異なる揚げ方。それは早乙女氏の膨大な知識と経験によって裏打ちされています。
例えばエビはレアで仕上げます。その理由はエビの中心を最も人が甘さを感じるとされる45度にするため。通常は180度の油の温度を220度にまで上げ、23秒でサッと揚げます。
一方キスは時間をかけてゆっくりと。キスは水分を多く含んだ魚。何度も油の中でひっくり返しながら素材の水分を抜いていくことで、キス本来の風味を凝縮した天ぷらに仕上げます。
素材ごとの揚げの技術は、早乙女氏が最高の天ぷらを日々探求し続けてきた結果培ったもの。みかわ是山居の一番の魅力なので、ぜひお店で体験してみてくださいね。
神様の心意気
早乙女氏が「天ぷらの神様」と呼ばれるのは、その技も理由ですが、一番大きな理由は天ぷらに掛ける情熱。早乙女氏は15歳から1日も休むことなく、天ぷらを揚げてきたといいます。一生を天ぷらに捧げると決め、毎日ベストを尽くす。そんな日々を繰り返すことによって、いつしか気づけば「天ぷらの神様」と呼ばれていたそうです。
現在でも毎日お店に立ち続け、揚げ場の前に立つその姿は真剣そのもの。130歳まで揚げ場に立ち続ける覚悟です。早乙女氏は今日も天ぷらを揚げ、進化を続けています。
季節に応じて変わる味、変わらない味。
春は山菜、夏は鮎、秋は松茸、冬は菊子(鱈の白子)。旬の食材を、素材の味わいを活かしたシンプルな味付けで頂けます。
同時に、気候の変化に応じて油の配合を変えることで1年を通じて変わらない味を目指しています。夏はサラダ油中心であっさりめ。冬はごま油を増やしてこってりめ。シンプルな料理だからこそ、細かい点までこだわっています。
ぜひお店には季節をずらして伺い、旬の素材を味わってみてくださいね。
大人デートにも使える洒落た店内
美術館のようなアーティスティックで落ち着いた店内も魅力の1つです。
お店に時間より前に到着すると、まず3階の待合室に通されます。そこはご主人がサポートしている美術家の美術品を展示したサロンになっています。1階のカウンター席では大きな帽子型のオブジェ(実は換気扇)が天井から存在感を放ち、訪れる人を飽きさせません。
落ち着いた大人デートや、大切な人とのお祝いの席にもピッタリの空間です。
みかわ是山居が予約できる取り方・方法・裏ワザ
予約は以下の2つの方法があります。
①電話予約 ←1番おすすめ
②opentableのネット予約
③お店で食事をした際に次回の予約をする
③に関しては1回目の予約をしてお店に行ってしまえば簡単なので、①と②についてご紹介します。
①電話予約は全ての人におすすめ
融通の利く電話予約は全ての人におすすめです。座席にまだ余裕がある場合には、座席の指定も可能ですよ。
席は早い者勝ち。なるべく早い予約を!
電話予約には「予約は毎月〇日から」のようなルールはありません。基本的に早い者勝ちです。
希望の日時で予約をするには、平日は遅くとも1か月前、休日は2か月前には予約をおすすめします。もちろん、それでも確実に予約が取れるわけではないので、可能ならこの記事を読み終えたらすぐに電話してみてくださいね。
席は1階カウンターがおすすめ
1~2人の場合、なるべく予約時に1階のカウンターの席を取っておきましょう。2階にもテーブル席はありますが、カウンターなら早乙女氏の天ぷらを揚げる姿を生で眺めることができますし、ほんとうの揚げたてを頂くことができますよ。
②opentableでネット予約
opentableは予約にルールが付きますが、電話が苦手な人や仕事中に電話ができない人にとっては強い味方です。
予約可能日は2カ月後の同日の1日後まで
opentableというサービスを通して、2カ月後の同日の1日後まで予約を入れることができます。例えば、10月3日には12月4日分までの予約が可能です。2か月後の同日ではない点に注意してくださいね。
2か月後の同日の1日後まで予約を受け付けていることを知らない人が多いのか、「一日後」の分の1日(10月3日から見た「12月4日」)はだいぶ予約が取りやすいです。予約希望日から逆算して、予約希望日が予約可能になったその日のうちに予約するのがおすすめですよ。
直近1か月の枠はほとんど埋まってしまっていますが、人気のない時間帯はポツポツ空きが出ていることもあるようです。直近の予約可能日を一瞬で検索することもできるので、まずは検索してみてくださいね。
予約枠がいっぱいでも諦めないで
opentableで希望日が予約できなくても、諦めるのはまだ早いですよ。どうやらopentableの予約と電話予約は別枠のようで、「opentableで予約がいっぱいでも実際に電話したら席の空きがあった」なんてことがあるようです。諦めずに電話予約を試してみましょう。
みかわ是山居のコースと予算は?気になる口コミもご紹介!
みかわ是山居で味わうことのできるコース、チェックしておきたい予算、実際に足を運んだ方の口コミを紹介していきます。
夜はおまかせ1本。昼は2種から選択。
アラカルトは無く、コースのみの注文です。コースの種類は昼と夜で以下の通りです。(全て税・サービス料込み)
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【ランチ】
ランチ 12420円
おまかせ 19440円
【ディナー】
おまかせ 19440円
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以下は8月のコース内容例です。おまかせになるとうに大葉巻きと稚鮎が付くようになります。
〇コース内容例
【ランチ】12420円
車海老x2
車海老の頭x2
キス
スミイカx2
お吸い物
メゴチ
ぎんなん
穴子
季節の野菜2つ
天丼、しじみのお味噌汁、香の物
花豆
【おまかせ】19440円
車海老x2
車海老の頭x2
キス
スミイカx2
お吸い物
うに大葉巻き
稚鮎
メゴチ
ぎんなん
穴子
季節の野菜2つ
天丼、しじみのお味噌汁、香の物
花豆
飲み物の種類は少ない
飲み物の種類は多くはありません。天ぷらに合うものしか置かないスタイルだとのこと。日本酒(1合900円~)や瓶ビール(中瓶900円)、ワイン(ボトルのみ2800円~)、ソフトドリンク(700円)はおいてありますが、チューハイやサワー、生ビールは置いていないようです。
実際のメニューと感想
実際にお店で天ぷらを堪能した人はどのような感想を持ったのでしょうか?写真と共にご紹介します。
まとめ
みかわ是山居の魅力や予約方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
みかわ是山居の天ぷらは、早乙女氏の人生が表現された、まさに集大成。一度はお店に足を運んで、絶品の天ぷらを堪能したいですよね。今回ご紹介した予約の方法を使って、天ぷらの神様の業を体感してみてくださいね。なるべく早めの電話予約が何よりも大切ですよ!
食事の日程が決まっていて、「普段は食べられないような人気店を予約したい!」という方は、以下の関連記事からほかのレストランの予約もしてはいかがですか?より素敵な食事ができる可能性が上がりますよ♪
アクセス・営業時間・定休日・電話番号
・住所
東京都江東区福住1-3-1
・アクセス
東西線・大江戸線【門前仲町駅】より 徒歩8分
・営業時間
ランチ・ディナーそれぞれ2部制(時間は前後する可能性あり)
【ランチ】
11:30~、13:00~
【ディナー】
17:00~、 19:30~
・定休日
水曜
・電話番号
03-3643-8383
・その他
ちなみに早乙女氏はタバコを吸うので、タバコが苦手な人はご注意ください。